最後の選択 [日記]
「こんにちは、長老」
久しぶりにドラウの長老、ニックス・デュランディミオンの元に現れたのはカーナだった。
「お前か、ずいぶんと久しぶりだ。最近はエラドリンの一族の手助けをしていると聞いたが?」
「そうね。シュラウドはかなり厳しい場所だけど、長老に鍛えられたおかげで何とかやって行けてるわ。」
「ふん、世辞もうまくなったようだな。お前の力は、お前が努力して身につけたものに他ならない。そんなことで私に感謝する必要などないわ。」
そういうわりに、長老の口元は緩んでいる。
「お世辞なんかじゃないって。長老には本当に感謝しているの。たった1人でこの街に来たときから、何かと気にかけてくれたもんね。」
「見込みがあると思えば気にはかけるし、ないと思えば切り捨てる。それが私の仕事だ。だが、今日はそんな話をしに来たのではあるまい?」
久しぶりにドラウの長老、ニックス・デュランディミオンの元に現れたのはカーナだった。
「お前か、ずいぶんと久しぶりだ。最近はエラドリンの一族の手助けをしていると聞いたが?」
「そうね。シュラウドはかなり厳しい場所だけど、長老に鍛えられたおかげで何とかやって行けてるわ。」
「ふん、世辞もうまくなったようだな。お前の力は、お前が努力して身につけたものに他ならない。そんなことで私に感謝する必要などないわ。」
そういうわりに、長老の口元は緩んでいる。
「お世辞なんかじゃないって。長老には本当に感謝しているの。たった1人でこの街に来たときから、何かと気にかけてくれたもんね。」
「見込みがあると思えば気にはかけるし、ないと思えば切り捨てる。それが私の仕事だ。だが、今日はそんな話をしに来たのではあるまい?」