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シャンティアへの手紙 [日記]

シャンティアが、ついにドラウの長老から2度目のメールをもらった。

「山火事だって、すごい表現ね。」

「長老も相変わらずだわ。」

「へぇ、あの長老がこんな手紙くれるんだ、シャンティアさんてすごいのねぇ。」

 ここは姉妹達のねぐら。いつの間にか居着いてしまったドラウ3人娘、シシィ、オディール、イルマディアの3人が、シャンティアの手元をのぞき込んでけらけらと笑い転げている。

「でも長老はいい人ね。最初にハーバーに行ったときも、こんな手紙のことを知らずに話しかけたら、『もっと名を売ってここに戻ってこい』なんて言ってくれたわよ。」

 ドラウの長老がやってきたのは、シャンティアがやっと自分の道を見つけて、エベロンで冒険を始めたばかりのころのことだ。

「これはと見込んだ相手には優しいわよ。でも、一度見切りをつけたらもう鼻も引っかけないわ。そのあたりの線引きは冷たいくらいよね。」

 さすがに幼いころから長老と親しくしているらしく、3人が長老をみる目は少し厳しい。

「それじゃあなた達は長老に見込まれてるのね。」

 お茶を淹れながらカーナが笑う。

「そうかなぁ・・・・」

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